アニラオに行った時、最初から深場の宝探しをするつもりで、デジカメではなく一眼レフのハウジングセットを持って行った。
軽くて楽だし十分綺麗に撮れるから、最近ではすっかりデジカメばかり使っていたけど、あまり深くには持って行けないので2年振りの登場となった。

今では殆ど誰も使っていないNikon F801-Sに、マクロ105mmのレンズ。
AnthisのNexusハウジングとストロボ2台。製造中止になってしまった、アンフィビコのビデオライト。、めっちゃマクロ仕様のコンパクトタイプにまとめてある。
これでも、総額60万位はしたんだよね~。
コイツは一回水没しているし、結構ボロボロだけど、どんな海でも一緒に行った大切な愛機ではある。新種や珍種も随分記録してきたし、乱暴な扱いにも耐えてきたタフなヤツだ。機能も古いから色々文句を言いたい所はあるけれど、やっぱり一緒に潜ると気合いが入る。

2年振りに使ってみて、シャッターの降りる「バシャッ」という重い音は心地よかった。
指先から体全体に伝わってくる、硬い重量感とキレの良さ。

まだまだ、現役なんだねぇ。これからも時々使ってあげなきゃね。

カワセミとの出会いで、すっかりご機嫌になった後、小町通りから寿福寺に向かった。
少し離れているし、本堂の拝観は出来ないと言うことで、今まで一度も訪れたことが無かった。

寿福寺は鎌倉五山の第三位に位置し、正治二年(1200年)に北条政子が明庵栄西を招いて創建したお茶に縁の深い寺院だ。栄西は鎌倉時代の初め、日本に茶種を再渡来させ、その種から茶の木が育ち、京都の栂尾に今日の茶園の基礎が築かれた。中国から日本への喫茶の伝来という観点からも、非常に重要な人物だ。
かの喫茶養生記はこのお寺の寺宝で、今は鎌倉国宝館に寄贈されている。現在見られる建物は、宝治三年(1247年)の火災で一回消失した後に、おそらく南北朝時代に復興されたものと言われている。

総門から山門までは、真っ直ぐに伸びた石敷きの参道が続き、ひんやりとした苔の緑に挟まれて、別世界のような静寂があった。
鎌倉のどの寺院とも違う、独特の雰囲気だ。
この独特な空気の中を、栄西も幾度となく歩いたのだろうか。
時代を隔ててもなお、そんな光景が浮かんでくる。

もしお茶が好きなら、是非一度訪れてみて欲しい。
いつもと違う鎌倉を、きっと見つけられるから。

お膝の上で、ヒョウタンみたいなぱる。
可愛いんだか、生意気なんだか、よく分からない目つき。
でも、良く性格が出てるなぁ。こんな子だよね、ぱるって。

今朝も元気にぶっ飛んで、くっついて、悪戯して。
ぱるのお遊びタイムは、1日2回。朝と夕方。
1時間だけのほんの短い一時を一緒に楽しく過ごしている。

明日も明後日も、この先ずっと、こんな風に遊べますように。

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